101歳 空襲被害者 杉山千佐子 ドュメンタリー上映会
■2017年3月17日(金)18:30~ 神戸学生青年センター (阪急「六甲」から徒歩5分) アクセス 戦後72年、元軍人には恩給などが支給され、その累計は50兆円を超える。一方、空襲の被害者への補償は存在しない。 1945年3月25日の名古屋空襲で顔と手足に重傷を負い左目を失った杉山千佐子さんは、1972年に一人で空襲被害者を援護する法律の制定を求めて「全国戦災傷害者連絡会」を結成。全国で訴え、何度も国会へ通ったが、国は「空襲被害者は国との雇用関係がない」として補償を否定してきた。 昨年9月18日に101歳で亡くなった杉山さんのドキュメンタリー番組(東海地区で今年1月に放送)を上映する。杉山さんは「将来、子や孫が戦争に脅かされず平和に過ごせるには、援護法を作っておかないと、国民はごみあくたのように踏み砕かれていいという政府の考えを通すことになってしまう」と訴えていた。 戦時中、政府は「逃げるな、火を消せ」という防空法と、「空襲は怖くない」という情報宣伝を実施。このことが空襲被害を拡大した。新刊書「逃げるな、火を消せ! ―― 戦時下トンデモ防空法」の著者、大前治弁護士の講演も行う。 新たな戦争が起こるのではないか…、いま私たちは、どういう状況にいるのか、考えたい。 *入場はカンパ制です。 *大前治弁護士の講演(多数の映像資料も上映します)
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