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大阪府議会の 「定数削減」を 考えるページ 【目次】 定数削減による 議席シミュレーション ★ 府議会全体 (党派別) ★ 選挙区ごと (当落予想) ★ 定数削減の内容 |
自分だけが有利な「府議会定数の削減」を提案するなんて! 強行政治、独裁が強まる! 「維新の会」が、たった40%の議席で、61%もの議席を獲得できる!? こんな不公平な「定数削減」案が、2011年6月4日に強行採決されてしまいました。 大阪府議会全体のシミュレーション 定数「109」⇒「88」で、こうなる! 2011年4月の選挙結果 (全109議席) ⇒ 定数削減による予想議席数 【分析】 (1) 「維新の会」だけが、定数削減案によって議席占有率が増加します。 それ以外の党は、すべて議席数も議席占有率も低下します。 (2) 「維新の会」の議席占有率は、次のようになります。 現在・・・・・・・・・「40.78%の得票で、52.29%の議席を獲得」 定数削減後・・・「40.78%の得票で、61.36%の議席を獲得」 ⇒つまり、今まで以上に虚構の多数議席を獲得できることになるのです。 (3) 議席の減少幅でみると、公明党が一番大きい影響を受けます。 公明党は7議席減となり、総定数21減のうち3分の1が同党の議席減になります。 (4) この議席予想は、定数削減される選挙区の最下位当選者が落選するものとしたシミュレーションです。 定数削減される選挙区では、同一党派の候補者が「共倒れ」した例はありませんでした。 そのため、「定数削減された場合に、その党が候補を一本化して当選する」という可能性を考慮する 必要は生じませんでした。 大阪府議会 ・ 各選挙区ごとの当落予想 2011年4月 府議会選挙の結果 ⇒ 定数削減による影響 定数削減案の内容・・・・ 2011年6月4日、強行採決されました。 (1)総定数 現行109 ⇒ 削減後88 (22減) (2)選挙区の人数構成 1人区 33区⇒48区 (下記以外の全選挙区) 2人区 21区⇒ 7区 (淀川、西淀川、平野、岸和田、寝屋川、和泉、箕面・豊能) 3人区 3区⇒ 3区 (吹田、茨木、八尾) 4人区 1区⇒ 3区 (豊中、高槻・三島、枚方) 5人区 3区⇒ 1区 (東大阪) 6人区 1区⇒ 0区 (3)問題点・・・全選挙区の約8割が「定数1」の小選挙区制! 全62の選挙区のうち、約8割の48選挙区が「定数1」小選挙区制になります。 「1位だけが当選、2位以下は全員落選」になり、民意が議会に届きません。 |
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